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緊急事態!バブル投入!!

今日仕事の帰りにリサイクル・ショップのハード・オフに寄り道。
1月ほど前から気になっていたブツを、とうとう買ってしまった。
今更ながらの【S-VHS ビデオ・デッキ】
【Victor HR-X1】ってやつです。
とにかく“デカイ”“重い”のバブル・デッキです。
1991年発売、定価220,000円。

Victor HR-X1

私が買ったビデオ・デッキでは最高級機です。
当然ですが中古です。ジャンクです。
『再生しました。その他未チェック。』で『3000円』なり。
1月前は4000円だったんで、1000円値下げしたみたいです。
かなり迷ってたんですが、一度この物流投入機の画を体験してみたかったんで、
試してみることにしました。


あと実は先月にヤフオクで“お宝AV”を多数出品しました。
さて買い手が付いたのでバックアップを採って、「さようなら~!」と放出するつもりが・・・
突然にそれまで使用中のVHSデッキ【VICTOR HR-VX8】が映らなくなってしまったのです。
機器は動き音声は出ているのに画面はブルーバックのまま。
しかし早送り再生では画が出ているので、こっちのヘッドは大丈夫みたい。
通常の再生ヘッドがいかれてしまったみたいです。
買い手は代金を振り込んでくれているので待たせる訳にもいかず、緊急で兄弟の部屋にあった激安の三菱ビデオを
借り出してHDに落としましたが、S端子も無いわけでコンポジ接続のみで、これが酷い画質!
全体にモヤッているというかボケボケで、肌の質感も無く貴重なお宝ビデオが最悪の保存状態で残るという大失態をおかしてしまいました。

そんな経緯で中古のS-VHSデッキを緊急招集中でして、
実際にここ1月の間にオクの動作品やジャンクで2台購入済み。
なんですが1台目の“ジャンク・HR-VX8”は再生こそすれど画面の中心部分が粗くかすれているような画質。
クリーニング処理してみたけど改善されず、ヘッドの磨耗不良でアウト。
今まで使っていたビクター機が気に入っていただけに、こだわってみたのが良くなかったかと思い直し
パナソニックへ挑戦。【NV-SX550 動作品】を2000円で購入。
到着して回してみると今度は“静電ノイズ”が凄い事に!
再生してるけど、『これは“ジャンク”だろう』と言いたいところなんですが、ノークレームで。
ちょっと落ち着いて見られない状況なので、保存用の送り出しには使えないわよ、これもアウト。

で、それなら半ば自棄気味に『バブルでどうだ!』ということで3台目が【Victor HR-X1】
『またビクターかよっ!』って突っ込まれそうですが。
本来の造りに期待してみました。
で、回してみたんですが・・・。
これも静電ノイズが・・・。パナよりは多少ましな感じですけど。
う~ん。微妙だ。
いくつかテープを替えてみてるんですけど、ノイズの多発するのもあれば、少なめのもあるみたい。
年代の新しいテープは少ないかな。でレンタル落ちの使用頻度が多そうな物はノイズがえらい多いです。
あと気のせいかもしれないけど、テープの頭15分位がノイズ量が多くて、徐々に減ってるような気がするのは気のせいなんだろうか?
でもやっぱり画質・音質は激的に良いですよ。メリハリがあるというか、クッキリというか。
肌の質感も表現されてるし、洋服の柄や布生地の立体感もちゃんとあります。
数日前のボケボケの安物機を見た後なんで映った瞬間に“えっ!”と驚く位に綺麗です。
デジタルTBCも付いてないんですけど、あまり気になりませんね。
さすがバブル機!静電ノイズさえ何とかなれば最高なんですけどね。

バブル期以降の機種は基本性能をギリギリまでコストカットした分をデジタルTBCなどの処理で補正して補っている訳で、貴重なVHS資産を残すには結局のところ何が一番ベストなんでしょうか?
個体差や、画質の好みもありますから一概には言えませんが、世間の評価を参考にしばらくはデッキ買いが続くような気がします。

今回学んだ教訓は『2台目予備機は常に持て!』慌てないようにセカンド機を確保しておかなかったのが致命的でした。
貴重な“沢木夕子”“宮條優子”“菊島里子”は良画質では帰ってきませんね。あぁ後悔。

しかしながら今回の【Victor HR-X1】で見た画質の感動はちょっと楽しくて、
他のメーカー機種もいろいろ試してみたいかも。
みなさんの機器環境や方法も参考にしたいので教えてくださいませ。

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